苫米地英人が「愛があるから戦争がなくならない」という理由

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ビートルズのジョンレノンや多くのミュージシャン・活動家は「ラブアンドピース、愛が世界を平和にする」と言う思想を持っています。

これに対して、苫米地博士は「愛があるから戦争がなくならない」と言っています。その理由について説明します。

「愛する」とは「区別する」ことである

愛する人とは特別な存在です。家族であったり、恋人であったりと、何かしら自分にとって大切な人を愛しますよね。

愛する人と愛さない人を分けることになります。

つまり、愛するとは区別することでなんです。

自分の子供とイラクの子供を区別するから戦争が起きる

イラク戦争を始める時のアメリカの言い分は「イラクは大量破壊兵器を持っているので倒さなければならない」というものでしたが、今となっては大量破壊兵器を持っていなかったことが分かっています。
つまり、言いがかりであり正当性はなかったわけです。石油の利権がほしかったから戦争を仕掛けたのだろうと言われています。

その結果、たくさんのイラク人が死んだわけです。

では、当時のアメリカ大統領ブッシュ大統領の子供がイラクで暮らしていたとしたら、戦争していたでしょうか?

消してそんなことにはならなかったでしょう。

ブッシュ大統領は自分の子供を愛しているからです。

同時に、彼はイラクの子供を愛していなかったことが分かります。

イラクの子供を愛していたら、イラク戦争なんて出来ませんから。

ブッシュ大統領が仏教の「空」を悟っていたらイラク戦争はなかった?

「空」とは、最も抽象度の高い概念のことです。

山田太郎という人の抽象度を一つ上げると「日本人」、もう一つ上げると「人間」、続いて、「脊椎動物」→「動物」→「生物」と言う風に抽象度が上がっていきます。

最終的に全ての物事は「有」か「無」になるのですが、「有」と「無」の一つ上の概念が「空」なのです。つまり、この世界にあるものは全て「空」だということになります。

ですから、ブッシュ大統領の子供も、イラクの子供も、抽象度を上げて見れば「空」であり、同じなんです。

空を悟った人は自分の子供とイラクの子供を同じように愛せるんです。

そしたら、戦争なんてなくなります。

つまり、戦争をなくすには悟らなければならない、かなり難しい道程でしょうけれど、人類が皆悟って戦争がなくなったらいいですよね。

苫米地博士が自分のゴールを「世界から戦争と差別をなくすこと」だと言ってますが、人類が皆空を悟るために、書籍を執筆していると考えると合点がいきます。

苫米地理論の神髄

苫米地理論の神髄は自分を変えれば世界が変わるってことです。自分を変えるとは自分の内部表現を変えるということです。

では、どうすれば、内部表現を変えられるかというと、ゴールを設定しコンフォートゾーンをずらすわけですが、そうは言ってもなかなかできません。現状を維持しようとするホメオスタシスが働くからです。

では、その現状を維持しようとする力の根源はなんでしょうか?

多くの人にとってそれはお金ではないでしょうか?

お金を稼ぐためにやりたくもない仕事をしている、それってすごくもったいないことです。

苫米地博士はwant toな(やりたい)仕事をやるべきだとおっしゃっています。

それは、自分がNo1になれる分野の仕事です。

「おれがNo1になれる分野なんてないよ!?」と思われたかもしれませんが、そんなことありません。

探せばちゃんとあるはずです。

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きっとあなたのやりたい仕事を見つけられると思います!

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