特別なものを普通にするのではなく普通の練習を特別(試合)だと思ってやる【苫米地理論】

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空手道マガジンJKFan2023/5のコラムにて、
相談:子供が空手を習っている。しかし、すぐにあきらめてしまい、なかなか上達しない。試合でも緊張していつもの力が出せずに負けてしまう。どうやって子供のメンタルを鍛えればよいのでしょうか?

苫米地博士の回答まとめ

  • 苫米地式コーチングではメンタルをテーマにしたコーチングは無意味なので一切していない。メンタルとは何か?強いて言うならば脳。よって脳をどう使うかがメンタルの話になる。コーチングではこれを「マインドの使い方」として教えている。コーチングを学ぶことはメンタルを鍛えることに直結するのでメンタルをテーマにしたコーチングは行っていない。
  • 「すぐにあきらめてしまい、なかなか上達しない」理由は、本人が望まないゴール設定をしている可能性がある。お子さんは本当に空手をやりたいと思っているのか?やりたくないのであれば、すぐに諦めるのも当然。
  • 「試合でも緊張していつもの力が出せずに負けてしまう」理由は、「練習と試合を分けて考えているから」が答えとなる。本番で力を出せない人は「練習でやっているように試合でも力を出そう」と考えている。この考え方は試合という特別な時をいつもの練習状況に変えようとしている。しかし、特別なものを普通にするというのは無理がある。そうではなく、普段の練習を特別だと思ってやるほうがいい。要は「試合だと思って日々練習する」ことです。日頃の練習を試合であるかのように緊張感を持ってやるほうがうまくいくのです。これがマインドの使い方です。
  • 親の理想・ゴールを押し付けていないか?お子さんは空手を辞めたがっているかもしれない。その気持を親に伝えようか考えている。そんな子供の試行錯誤をこそサポートしてあげてほしい。
  • サポートの方法は「何があっても助けてあげる。どんな結論を出してもサポートしてあげる」「空手を続けることのメリットとデメリットを公平に伝える」「自分で決めた洗濯の結果は自分に戻ってくるという当たり前のこと=自己責任を理解してもらう」・自己責任は決して「お前が選んだ道だから俺たちは知らない」と突き放すものではない。
  • 「心を強くしたい」とか「心が傷ついた」と相談を受けることがよくある。そういう時は「心は実在しないので強くも弱くもできないし、傷つきようもない」と答える。
  • 「心」は私たちの脳と他の人達の脳の相互作用で生み出される現象です。臨場感現象です。もちろん自分以外の脳内情報処理のコントロールは難しいですが、自分の脳は難しくありません。その代表がコーチングの知識です。ですから「心が弱い」という情報が自分に振りになるならば受け入れなければいいだけです。ちなみに相手の脳と自分の脳の相互作用を上手にコントロールするのを学ぶのに、空手は特に役立つ大家であることも指摘しておきます。

学び:試合だと思って日々練習する

私はまさにここで指摘されていた試合も練習のようにリラックスして臨めたらいいのにと考えていた。

答えは逆で、練習を試合のように取り組む。

特別なこと(試合)を普通のこと(練習)にするという考え方は試合に限らず、日々を過ごすヒントになる気がする。

〇〇のために準備をしているという状況で、その準備自体を〇〇(目的)のように行っていけたらいいんじゃないかと。

それが、すでにゴールを達成しているかのようにアファメーションして日々を過ごすようなこととつながっているんじゃないかと思った。

苫米地理論の神髄

苫米地理論の神髄は自分を変えれば世界が変わるってことです。自分を変えるとは自分の内部表現を変えるということです。

では、どうすれば、内部表現を変えられるかというと、ゴールを設定しコンフォートゾーンをずらすわけですが、そうは言ってもなかなかできません。現状を維持しようとするホメオスタシスが働くからです。

では、その現状を維持しようとする力の根源はなんでしょうか?

多くの人にとってそれはお金ではないでしょうか?

お金を稼ぐためにやりたくもない仕事をしている、それってすごくもったいないことです。

苫米地博士はwant toな(やりたい)仕事をやるべきだとおっしゃっています。

それは、自分がNo1になれる分野の仕事です。

「おれがNo1になれる分野なんてないよ!?」と思われたかもしれませんが、そんなことありません。

探せばちゃんとあるはずです。

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きっとあなたのやりたい仕事を見つけられると思います!

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