苫米地英人が言う情報宇宙と物理宇宙の話が深い
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認知科学者の苫米地英人さんは著書「苫米地英人、宇宙を語る」の中で語っている宇宙論がすごくて「なるほど、そういう見方も出来るなぁ」と納得感がすごかったので、紹介します。
情報宇宙は人の数だけ存在する
「川」という言葉を聞いた時に思い浮かぶ川は私とあなたとでは違うでしょう。
私の場合、子供の頃、川で遊んだ記憶や、旅行で行ったベトナムのメコン川のどぶ川が思い浮かんだりします。
つまり情報空間には人の数だけ違う「川」があるということです。
さびしいからビックバンが起きた?
苫米地博士はビッグバン以前は情報宇宙しかなかったと考えているそうなんです。
情報宇宙はそれぞれ別々に存在するので共有されることが出来ません。
それではさびしいから、情報を共有する場として、物理宇宙(物理空間)が生まれたんだそうです。
物理空間があれば、同じものを見たり、触れたり、話したりすることが出来ます。
「なるほど」と思いつつも、キツネにつままれたような気持になりますよね。
ただ、「宇宙ってそういうもののような気もする」、そんな感想を持ちました。
情報空間の抽象度が下がったのが物理空間
山田太郎という人がいるとします。山田太郎は物理空間に存在する物理的存在です。
山田太郎の抽象度を一つ上げると「日本人」になります。もう一つ上げると「人間」、さらに「脊椎動物」→「動物」→「生物」と抽象度の階段を上げることが出来ます。
つまり物理的存在である「山田太郎」を抽象化したら、「日本人」という情報空間の存在になるわけです。
「日本人」という物理的存在はいないですよね。「日本人の山田太郎」は物理的に存在しますけど「日本人」という物理的存在はいないわけです。
逆に言えば、「日本人」という情報の抽象度が下がって具体的な物理的存在になったのが「山田太郎」なのです。
ですから、「情報宇宙」の抽象度が下がって「物理宇宙」が生まれたと考えるのは正しいように思えます。
情報を物理化するのがゴール達成
「お金持ちになりたい」というゴール(夢、目標)を持っている人が起業や投資などをして成功すると、実際にお金持ちになれますよね?
これもまた、「お金持ちになりたい」という願望は情報空間に存在していて、その抽象度が下がって、その願望をかなえるための行動が物理空間で生まれて、願望が達成されます。
苫米地博士の言うことは全部繋がってますね!