苫米地英人の仏教解釈「空」を使って夢を「有」に悩みを「無」にする方法
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認知科学者の苫米地英人博士は仏教の研究もされていて、天台宗に入信されています。
仏教について書かれた書籍もいくつも出版されていますが、その中でも「空」についての解説が秀逸でとても感激したので紹介したいと思います。
龍樹(ナーガールジュナ)が悟った「空」の苫米地解釈
「空」とは龍樹がお釈迦様を研究することで見出した概念です。
苫米地さんは「空とは、抽象度が最も高い概念である」と説明しています。
例えば、山田太郎という人がいるとします。
山田太郎の抽象度を一つ上げると「日本人」、もう一つ上げると「人間」、続いて、「脊椎動物」→「動物」→「生物」と言う風に抽象度が上がっていきます。より多くのモノを含む概念になっていくということです。山田太郎の実体は一人しか当てはまりませんが、日本人はたくさんいます。そして日本人よりも人間の方がたくさんいます。
一方、ポチという犬がいるとします。こちらも抽象度を上げていくと、ポチ → ブルドック → 犬 → 脊椎動物 → 動物 → 生物となります。
山田太郎もポチも脊椎動物まで抽象度を上げると、同じ概念になるわけです。
ですが、六本木ヒルズの抽象度を上げていくと、六本木ヒルズ → 高層ビル → ビル → 建物 → モノとなり、山田太郎と同じ概念になりません。
しかし、この世界に存在する全ての物事は「有」か「無」になります。そして、「有」と「無」のさらに上の概念が「空」だそうなのです。つまり、この世界に存在するもの事はすべて「空」だということです。
「有」は存在するもの、「無」は存在しないものです。これらよりも抽象度の高い空は「有」にもなるし、「無」にもなるものです。
全ての物事が「空」であるとすれば、全ての物事は「有」にも「無」にも出来るものということになります。
では、あなたのゴール(夢、目標)も、「有」にも「無」にも出来るということになります!
空を悟り、「無」から「有」、「有」から「無」を自在にしよう
空を悟ると、全ての物事は空(有にも無にもなれるもの」なので、自分が思い描いているゴールもまた実現(有にする)することが出来るようになります。
今悩んでいることや抱えている問題もまた「空」であるので、自由自在に「無jにすることが出来るのです。
苫米地博士は「人間の能力の限界は、その人が想像できることの限界」だとおっしゃっています。
全ては空なので、有にも無にも出来ると感じられるようになるということは、能力の限界がないことを意味します。
つまり、エフィカシー(自己評価)がMAXになり、なんでも実現できるようになるということです。