苫米地英人の自己啓発理論にある確信犯的詐欺の疑い

      2016/10/18 アフィリエイトリンクを含みます

悪そうな男

私は熱心な苫米地信者で苫米地博士の本はほとんど読んでるし、教材もいくつか買ったし、セミナーにも何度か参加したことがあります。

それによって、生き方が変わり、会社員を辞めて個人事業主になったりもしましたが、「成功」というレベルまではまだ至っていません。

そもそも苫米地博士は元から金持ちなので、自己啓発して成功する必要がありません。

「苫米地理論で成功した人はいるのか?苫米地博士自身は自分の理論を実践して成功しているのか?」について考えてみた所、そこには確信犯的詐欺とも取れるからくりが見えてきました。

苫米地博士のゴール「世界から戦争と差別をなくすこと」は達成できなくても仕方ない?

苫米地博士は「ゴールは抽象度が高ければ高い程良い、達成が難しければ難しいほどいい、だから私のゴールは世界から戦争と差別をなくすという抽象度がとてつもなく高くて、達成が困難なものにしているのだ」と仰っています。

これ、逆から言えば、「それだけ難しいゴールなんだから、達成できなくても仕方ない、達成には時間が掛かるんだ」と言って、ずっと達成しなくても文句を言われないものでもあります。

うがった見方をすれば、苫米地理論を使ってもゴールを達成できないから、達成しなくても文句を言われないくらい難しいゴール(戦争と差別をなくす)を公言しているとも取れます。

ドリームキラーは詐欺に利用が出来る

Yahoo知恵袋の苫米地理論にはまった彼氏の相談には、

彼が苫米地英人にはまっていて困っています。
わたしには、苫米地英人は彼を洗脳し、金儲けに走る汚いおっさんにしか思えません。
セミナーにいかないでほしいと泣いていうと、お前はドリームキラーだ!といわれました。

と言うような内容が書かれていました。

これを読んだとき、私は「なるほど!”ドリームキラー”って概念は教材を売ったり、セミナー開く側に都合がいいな」と思いました。

「私の教材を買ったり、セミナーに行くことを反対する人はドリームキラーなので、無視しましょう」

これは便利ですね。洗脳が解けるきっかけを遮断することが出来ます。

うがった見方をすると、これらすべてを計算ずくで、苫米地理論が設計されているのかもしれません。ドリームキラーを自分の理論を反対する人間を排除する装置として盛り込んだのだと考えると、恐ろしいですよね。

とはいっても、苫米地博士の理論に傾倒したからと言って、教材やセミナー費が掛かるくらいでそれほどの問題はありません。実際夢が叶うかもしれません。

しかし、このドリームキラーの理論が詐欺師やカルト教団に使われたら、どうでしょう?恐ろしいことが起こります。

「私のことを詐欺師だという人はドリームキラーなので無視してください」
「私たちのことをカルト教団だという人はドリームキラーなので無視してください」

これを信じ込んでしまったら抜けられなくなってしまいます。

苫米地博士が世間から「怪しい、胡散臭い」などと言われているのは、髪が長くて見た目が怪しいことだけでなく、詐欺にも応用できる理論を説いていることもあるのではないかと思います。ただ、苫米地博士は「洗脳のからくりを教えることで、洗脳しようとする悪人から実を守ることができるので教えている」とおっしゃっています。これは納得いきますよね。

詐欺に応用できる理論が詐欺とは限らない

苫米地博士の理論は詐欺にも応用できますが、だからといって、その理論が詐欺なわけではありません。包丁は料理に使うものですが、殺人にも使えます。だからといって包丁が殺人のための道具だとは言えません。

なので、私は苫米地理論が詐欺だとは思いません。
なぜならば、こうやって苫米地理論を疑うことを可能とする理論自体が苫米地理論に組み込まれているからです。

それは、この世界には全知全能な存在はいないという理論です。
苫米地博士はそれをゲーテルの不完全性定理や仏教の縁起の理論で説明しています。

ゲーテルの不完全性定理で「システム単体でそのシステム自身が無矛盾であることを証明できない」ことが証明され、仏教の縁起も同じことを示していて「全ては双方向の関係性で出来ている = 単体で存在するアプリオリ(全知全能)な存在はいない」と苫米地博士は解説しています。

これらを知ることによって、この世界に完璧なものはないということが分かります。

ですから、苫米地理論も完ぺきではないという視点が生まれて、この記事が書けたわけです。まぁ、かなり無理矢理うがった見方をし過ぎな記事だったかもしれませんけどね。

苫米地理論の神髄

苫米地理論の神髄は自分を変えれば世界が変わるってことです。自分を変えるとは自分の内部表現を変えるということです。

では、どうすれば、内部表現を変えられるかというと、ゴールを設定しコンフォートゾーンをずらすわけですが、そうは言ってもなかなかできません。現状を維持しようとするホメオスタシスが働くからです。

では、その現状を維持しようとする力の根源はなんでしょうか?

多くの人にとってそれはお金ではないでしょうか?

お金を稼ぐためにやりたくもない仕事をしている、それってすごくもったいないことです。

苫米地博士はwant toな(やりたい)仕事をやるべきだとおっしゃっています。

それは、自分がNo1になれる分野の仕事です。

「おれがNo1になれる分野なんてないよ!?」と思われたかもしれませんが、そんなことありません。

探せばちゃんとあるはずです。

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きっとあなたのやりたい仕事を見つけられると思います!

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