根拠のない自信を持つ方法【苫米地理論】

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空手道マガジンJKFan2022/6のコラムにて、

相談:いざ試合になるとどんな相手でもみんな強く見えてしまい、試合を投げ出したくなる。どうすれば心を強く出来ますか

まず、君は心が強い

なぜならば、放棄したいほど試合が怖いのに、どうすれば心を強くできますか?と次の試合のことを考えている。

自分に何ができるのかを理解していない。たぶん、自分のことを弱いと思っているのでは?
試合で負けてしまった時は「やっぱりダメだったな」「思ったとおり負けた」「結局勝てなかった」といった言葉を使いがちでは?これが口癖になっていないか?
そうならすぐにやめましょう。これらは呪いの言葉。自分はダメだと言い聞かせているようなもの。
自分の悪かった点を指摘するのはやめる。必要なのは自分を正しく評価すること。

怖い相手でも放棄せずなんとか戦ったのは十分に誇っていい。そして再び戦おうとしている。間違いなくファイター。そこをしっかり認めて、褒めてあげましょう。

次はどうすれば勝てるのかを考え、練習すればいい。

どうやったら勝てるのか?どこが弱点なのか?そしていちばん大事なのは自分の得意な部分はどこなのかを考えながら練習すること。そうすれば、その成果を出すのが楽しみになり、試合が怖くなくなる。自分のやってきたことを試したいと自然に思えてくる。

自分のいいところを探して心のなかでそっと褒めてあげましょう。口癖も変えていきましょう。そうすれば、世界は変わっていきます。

根拠のない自信でいい

ただ単に「私は凄いな」と思えばそれでいい。

最近、エスティームという概念を再定義した

エスティームは自尊心という意味。これまでのコーチングでは自分の社会的地位に対する自尊心という意味で使っていた。例えば、課長になった、部長になったという地位に対する達成感のこと。

この達成感は現状にい続けることで維持できる。部長職であることはその会社にいるから意味がある。

コーチングは現状を打破するためのメソッドなので、エスティームという概念は評価されていなかった。

これを「自分のゴールに対する自尊心」と再定義した。

「部長になった自分は凄い」ではなく、「こんな凄いゴールを持っている自分は凄い」という自己評価です。

凄いゴール = 利他的なゴール

人は利己的な考え方よりも利他的な考え方をよしとします。これは洋の東西を問わず、普遍的な人の思考です。利他的なゴールを設定なければ、「凄いゴールだ」とは自分で思えないのが人間という生き物なのです。

ですから、自分に自身が持てないのであれば、利他的なゴールを見つけてください。
空手で言えば「次の試合は勝つ」だけでなく、「家族を守れるほど強くなる」というふうに少しだけでも自分以外の存在を意識できるようなゴールを作ることです。利他を考えるゴールというのは不思議に人を奮い立たせるものなのです。

学び:自信の持ち方

自信を持つには成功体験が必要だとよく言われているが、そうではなく、「凄いゴールを持っている自分は凄い」という自信の持ち方もあるのだなと。

ただ、利他的なゴールを設定なければ、「凄いゴールだ」とは自分で思えないっていうのが本当にそうなのかなぁ?と思った。

人それぞれだし、状況によっては他人のことよりまずは自分をどうにかしないとってこともあると思う。

それを無理やり引っ込めて、利他的なゴールを設定するは無理がある。それにそのような状況では利他的なゴールがやりたいことにはならないからゴールにならないだろう。

そんな時は、こんなに苦しい状況なのに、(利己的であっても)ゴールに向かって進もうとしている自分は凄いって思えばいいんじゃないかなと思った。

苫米地理論の神髄

苫米地理論の神髄は自分を変えれば世界が変わるってことです。自分を変えるとは自分の内部表現を変えるということです。

では、どうすれば、内部表現を変えられるかというと、ゴールを設定しコンフォートゾーンをずらすわけですが、そうは言ってもなかなかできません。現状を維持しようとするホメオスタシスが働くからです。

では、その現状を維持しようとする力の根源はなんでしょうか?

多くの人にとってそれはお金ではないでしょうか?

お金を稼ぐためにやりたくもない仕事をしている、それってすごくもったいないことです。

苫米地博士はwant toな(やりたい)仕事をやるべきだとおっしゃっています。

それは、自分がNo1になれる分野の仕事です。

「おれがNo1になれる分野なんてないよ!?」と思われたかもしれませんが、そんなことありません。

探せばちゃんとあるはずです。

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きっとあなたのやりたい仕事を見つけられると思います!

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