「あなたのため」という詭弁・偽善がわかる思考法【苫米地理論】

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空手道マガジンJKFan2022/7のコラムにて、

相談:私は道場の指導をしていて最近は「褒めて伸ばせ」と言われているがうまくいかない。やきもきしてしまい、つい怒ってしまう。ある程度の厳しさがないと勝てないと思う。どうなのでしょうか?

コーチングでは「褒めて伸ばす」という言い方はしません。
コーチングでは最初から最後まで「やりたいことをやりたいだけやりましょう」、そして「君には出来る」です。

「褒めて伸ばす」は指導者にかけられた戒め

「褒めて伸ばす」= 怒ってはいけない
コーチングではやりたいことをやりなさいが絶対条件なので、指導者が怒りたいのに怒らないのはコーチングとして間違っている。
とはいえ、コーチングで選手を怒ることはない。お客さんだからではない。怒っても無意味だからです。

人間は起こられると脳の大脳辺縁系が優位になり論理的思考ができなくなり、感情的になってコーチの言葉に耳を貸さなくなってしまう。相手が子供なら尚更。恐怖で頭が真っ白になって指導者の話を理解できなくなってしまうでしょう。

指導者のゴール「子どもたちを強くしたい」は指導者の欲望。
コーチのゴールは「選手のゴール達成」。
子供のゴールではなく、自分の欲望「子どもたちを強くしたい」を優先させているから子供が上手にできないと怒りが湧いてしまう。
子供の中にも「強くなりたい、試合で勝ちたい」と思っている子もいるでしょう。しかし、親に言われて無理やりやらされてる子もいるでしょう。そういう一人ひとりの思いに合わせて指導するのがコーチの仕事、ゴールなのです。

通常、ゴールは一人ひとり違っていいが、1つだけ例外がある
コーチのゴールは「選手のゴール達成の手助け」以外にはない。
「厳しさ」と「怒ること」はまったく違う。練習が厳しくなれば厳しくなっただけ、子どもたちにケガはないか、体調がおかしくなっていないかを注意深く観察する必要がでてくる。→指導者にとってより厳しい練習になるもの。それがわかっていれば、子供が上手にできなくても怒りはわいてこない。

学び:あなたのためという詭弁

「俺は選手のためを思って怒ってるんだ」がコーチの欲望だとよくわかった。
コーチのゴールは「選手のゴール達成」という利他的なものになってなければならない。
やはり、利他的であるかというのは、そのゴールが正しいかの判断基準になるのだろう。
だが、私自身は利他的なゴールを設定できずにいる。仮で設定しても他人のことなんてしてる場合じゃないだろと無理が出てしまう。やりたいことをし続けていった結果、真にやりたいことが利他的なゴールになるということなのかもしれない。

苫米地理論の神髄

苫米地理論の神髄は自分を変えれば世界が変わるってことです。自分を変えるとは自分の内部表現を変えるということです。

では、どうすれば、内部表現を変えられるかというと、ゴールを設定しコンフォートゾーンをずらすわけですが、そうは言ってもなかなかできません。現状を維持しようとするホメオスタシスが働くからです。

では、その現状を維持しようとする力の根源はなんでしょうか?

多くの人にとってそれはお金ではないでしょうか?

お金を稼ぐためにやりたくもない仕事をしている、それってすごくもったいないことです。

苫米地博士はwant toな(やりたい)仕事をやるべきだとおっしゃっています。

それは、自分がNo1になれる分野の仕事です。

「おれがNo1になれる分野なんてないよ!?」と思われたかもしれませんが、そんなことありません。

探せばちゃんとあるはずです。

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きっとあなたのやりたい仕事を見つけられると思います!

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