苫米地式イメージトレーニング【妄想ではない】
2024/05/13 アフィリエイトリンクを含みます
空手道マガジンJKFan2022/3のコラムにて、
試合で勝つイメージの描き方について解説されていました。
これはコーチングで言うところのビジュアライゼーション(映像化)というテクニック。
目次
自分が勝った場面を想像するのではない。
想像したところで試合の内容もあなたの動きも変わらない。ただの妄想。勉強しないで合格した場面を想像しても受からないのと同じ。
正しいやり方は、「当然のように試合に勝った場面」をリアルに「感じる」こと。
大切なのは「当然のように」と「感じる」の部分。
内村航平はコバチという技を会得した際に、先に頭の中でコバチを何度も行って、完ぺきにできたあとに実際にやってみたら成功したと語っている。
このイメージをするためにどれだけ練習が必要なのか?手先、足先まで体のすべての動きを理解していないと描くことはできない。
イメージとはなんとなく想像すればいいものではない。
対戦競技であれば、自分自身と相手をよく知ることが必要。最低限、自分の動きを0.1秒単位で理解していること。これが出来て初めて買ったイメージを作れる。
鏡を見ずに、中身を見る。中身とは自分の感覚。自分の感覚でいま身体はどう動いたかを察知できるようにする。
「自分の身体は自分の身体で観察すること」が自分を見ることの第一歩。
子供の時に足音を立てずに歩く練習をさせられた。理解の第一歩になる。
勝つイメージは妄想ではない
どこか一箇所でも具体的にイメージできない所があれば、そこがあなたの穴。穴を埋める練習をする。そうやって穴を埋め尽くした時、あなたは自然にかつイメージを手に入れている。まずは自分の身体を自分の感覚で理解しましょう。
学び:イメージすれば動けるのではなく、詳細にイメージできるようになるために動きの練習が必要
私は、イメージトレーニングというと、理想の状態をイメージしてたら、無意識が勝手に理想的な動きをできるようにしてくれるものだと思っていた。
そうではなく、練習によって身体の動きを細かく近くできるようになった上で、イメージでその感覚を使って、理想的な動きを構築していくことが、本当のイメージトレーニングなんだなと。
一方、アファメーションによるビジュアライゼーションはゴールが達成されている状況をリアルにイメージすることで、脳がその方法を無意識に発明し実行していく。これもなんとなくイメージするのではなく、詳細にリアルにイメージできるように実際にその場に行ってみるとかが推奨されている(例:東大に受かりたいなら、東大キャンパスに実際に行ってみる)